子育て支援コラム
2016年 06月 10日

切れ目のない子育て支援の実施について

 子育て世代包括支援センターは、日本版ネウボラといわれ、国は、平成32年度末までに全国展開を目指しています。
*3月17日 ネウボラ国際シンポジウムに行ってきました。

ネウボラはフィンランド語で「助言の場」

フィンランドでは「ネウボラおばさん」として親しまれる保健師が常駐し、親の9割が気軽に子育て相談している場所として定着しています。
妊娠から就学前まで、母子と家族全体をサポートする制度です。

個別の担当専門職との対話・信頼をもとに、お母さんと家族が安心して子育てできるようにサポートするのが、特徴で、ほぼすべての妊婦・子ども・家族とつながり、心身の健康・虐待など問題の早期発見・予防を可能にしています。

フィンランドでは、女性のほとんどがフルタイムで働き、家族の形もひとり親、再婚、事実婚が増え、多様化しています。
また、高齢化のスピードも比較的早い国でもあります。日本も高齢化は進んでいます。

しかし、出生率は日本とは対照的にフィンランドの合計特殊出生率は約1.8の水準を保っています。
それは、なぜか?
その理由の一つにきめ細やかな社会保障制度や男性が子育てをするのは当然とされていて、子育てを手伝うのではなく父親として主体的に子育てをしているからです。

フィンランドには、母親手当の育児パッケージ(写真)のほかに様々な子育て支援の手当や休業制度があります。
①母親は通常、約一年出産休業をとることが多いのですが、その後も子どもが3歳になるまで在宅で子育てをし、その後職場に復帰できる権利があります。
➁母親と父親のどちらが休んでも構わない「親休業」や、父親の子育て参加を促進するための「父親休業」の制度も整っています。
 父親休業の取得率は8割にもなります。

*フィンランドにはイクメンという言葉はなく、男性が子育てをするのは当然とされているのは凄いと感じました。
 日本で同じようにできるかといえば、時間がかかるかもしれませんが、ご夫婦で働きながら子育てをするという事は、パートナーと良く話し合い、役割分担しながら子育てを楽しめたら思います。
 そのために、私としては、日本版ネウボラの推進に力を入れていきたいと考えています。

*次回は、ネウボラ国際シンポジウムの特別講演をされた渡辺久子先生のお話を6/10掲載したいと考えています。