母親の接し方一つで、お子さんの気持ちは大きく揺さぶられ、将来の人格まで決定づけられるほどの影響を及ぼします。

母親が子どもに接するとき、点数を付けると下記のようになるそうです。
① 子どもにいらいらした感情をぶつけた時…マイナス1000点
② 子どもの行動を批判したり、認めないとき…マイナス200点
③ 子どもを冷静にほめたとき…プラス1点
④ 子どもに優しく接した時…プラス50点
⑤ 子どもに共感したとき…プラス100点
*母親が、お子さんに1ヶ月プラス3000点の行為をすると、おこさんの心は、明るく穏やかになるそうです。そして、安定した温かい家庭が築かれていきます。
*逆に、1ヶ月マイナス3000点の行為をすると、お子さんの心は、暗く沈んでしまいます。ひねくれ、荒れはて、冷たい家庭になってしまいます。まさに、今 問題になっている児童虐待そのものかもしれませんね。
*例えば、母親がいらいらした感情をお子さんにストレートにぶつけると、お子さんのショックはマイナス1000点にもなり、母親がそのことを反省して、マイナス1000点を取り戻すには、「冷静にほめること」 1000回。「やさしく接すること」 20回。繰り返さなければなりません。まず、0に戻すまでも大変です。
*母親が発した言葉でも、①の母親の子と⑤の母親の子では、すでにこの時点で1100点の差ができているのです。
マイナス3000点が限界。
それを越えてしまうと、お子さんは自分は愛されていないと感じ、親にそっぽを向いてしまいます。
そして、自分を認めてくれる世界を求めて歩き出します。
*皆さんのご家庭では、1ヶ月何点でしょうか? 是非、プラス3000点を心掛けてみてください。
ただし、お子さんは鋭いですので心からの言葉かどうか、見抜かれないように、ほめるときも叱るときも愛情一杯注いでくださいね。きっと、お子さんには、お母さんの真剣さが通じると思います。
*誰にも、負けないくらいお子さんのことを愛して下さいね。
今回の子育てコラムには、私が子育て真っ最中であった30前半、ある新聞の記事で目にし、いつも心に止めていた、教育評論家の漆原 智良先生のお話を一部抜粋させて頂きました。