2009年 03月 01日
(その3) 発達障害児の子育て支援について
質問① 幼稚園や保育所の協力をいただき、巡回相談の一つとして5歳児健診を取り入れていただくことはできないか、伺う。
答弁 集団健診は重要であるが、市として実施するのは現時点では専門職を大勢確保が必要なため難しいが、今後、関係機関とそれに代わる方法を検討していきたい。
要望 私立の保育園や幼稚園への巡回相談の拡大を、担当課に要望し、是非、実施の方向で話を進めていただきたい。
質問② 発達障害のお子さんをお持ちのお母さんに対する一貫した支援体制・相談体制は、充実しているのか。
答弁 健診時において、専門家の視点からお子さんの発達に不安を感じる場合でも、保護者がまだ不安を受け入れる準備ができていない場合もある。
発達障害に対する保護者の理解と受容には慎重な対応が求められている。
・1歳6ヶ月健診後→ひよこ教室へ誘い、発達障害に対する情報を少しずつ伝える。
・できるだけ早く療育を受けるべきと判断した場合→こども発達相談センターと連携し個別相談の他、親子教室の利用を勧める。
・3歳児健診後→幼稚園や保育園と連携し、こども発達相談センターを紹介。
・就学児→就学相談会の案内や情報提供など、教育委員会との連携を図る。
さらに関係機関と連携を強化して、一貫した療育体制の充実を図っていきたい。
質問③ 二次障害を少しでも防げるような療育体制は、どのように考えているのか、伺う。
答弁 二次障害の防止…早期の適切な療育が効果的。今後、それぞれの専門職が協力して障害のある
お子さんに一貫した療育が提供できるよう体制の整備を図っていきたい。